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パチンコバイトが「合わない」と感じたら|元店長が慣れの問題と本当に向いてない人を分ける

「パチンコバイト、自分には合わないかもしれない」「調べたら"やめたほうがいい"ばかり出てくる」——入って数週間の人と、これから応募しようとしている人の両方が、この検索をします。ボクは元店長として13年、新人が辞めていく現場をずっと見てきました。先に結論を言います。合わないと感じる原因の多くは、あなたの適性ではなく「入った時期」と「店の教え方」です。そして、本当に向いていない人も確実にいます。その線引きを書きます。

結論:「合わない」と感じる時期は、だいたい決まっている

ボクが見てきた限り、新人が「もう無理だ」と思うタイミングは3つに集中しています。

  • 入って2週間目:覚えることが処理しきれなくなる時期。玉詰まり、パーソナル機の操作、景品の場所、インカムの略語。全部が同時に来ます。
  • 初めて1人で対応した日:先輩が近くにいない状態で呼び出しランプが3台同時に光る。あの焦りは、経験者なら全員が覚えています。
  • 初めて強いクレームを受けた日:出玉が出ないことを店員に言ってくる人がいます。理不尽です。これを1人で受けた日の帰り道が、一番心が折れます。

逆に言うと、ここを越えた人は続きます。3か月続いた人の離職率は、2週間で辞める人と比べて桁違いに低い。「合わない」の正体が、適性ではなく慣れの問題であることが多い理由がこれです。

本当に向いていない人もいる(正直に書きます)

ここは都合よくごまかしません。慣れでは解決しない条件があります。

  • 大きな音が生理的に受け付けない人:店内は常に大音量です。耳栓は基本的に使えません。頭痛や吐き気が出る人は、慣れではなく体の問題なので、無理をしても解決しません。
  • タバコの臭いが体調に響く人:分煙化は進みましたが、喫煙ブースの清掃は業務に含まれます。臭いがゼロにはなりません。
  • 生活リズムを崩すと体調が戻らない人:早番と遅番が交互に来る店だと、睡眠が安定しません。ここは根性でどうにもなりません。
  • 世間の休みに休みたい人:土日祝・お盆・年末年始は繁忙期です。友達や家族と予定が合わない生活が続きます。

この4つのどれかに強く当てはまるなら、「向いていない」で正解です。3か月粘っても変わりません。早く判断した方が、お互いにとっていい。

「合わない」の原因が店側にあるケース

これが一番言いたいところです。同じ人が、A店では2週間で辞めて、B店では3年続く。ボクはこれを何度も見ました。差がついているのは本人ではなく、店の運用です。

  • 教育担当が決まっていない:「見て覚えて」で放り出す店。誰に聞けばいいか分からない状態が一番きつい。
  • 人が足りなさすぎる:新人が入った翌週にはもう1人で持ち場を任される。育てる余裕がない店の典型です。
  • シフトを無理に入れられる:「週3で」と言ったのに週5入っている。人手不足の店ほどこれをやり、そして辞められてさらに足りなくなります。
  • クレーム対応を新人に丸投げする:本来は社員が出るべき場面で、アルバイトを矢面に立たせる店があります。これは店の問題です。

自分が悪いと思い込んで辞める人が多いのですが、上の4つに当てはまるなら、それは店の問題です。あなたの適性の話ではありません。

辞める前に試す価値がある3つのこと

すぐ辞めるのがもったいないケースもあるので、先に試せることを書きます。

  • 1. 持ち場を変えてもらう:ホールがきついならカウンターへ、逆もあります。カウンターは音が少し遠く、作業も定型的なので、ホールが合わなかった人が続くことはよくあります。「向いていないので辞めます」より「カウンターを試させてほしい」の方が、店としても嬉しい相談です。
  • 2. シフトの入り方を変える:早番と遅番が混ざると体が壊れます。「遅番だけにしたい」は通る相談です。人手が足りない時間帯に固定で入ってくれる人は、店にとってありがたい。
  • 3. 分からないことを紙に書いて聞く:単純ですが効きます。インカムで飛んでくる略語や景品の場所は、覚えるまでは誰でも分かりません。質問をまとめて一度に聞く新人は、先輩から見ると教えやすい。

この3つを試して、それでもダメなら「合わない」で確定していいと思います。

元店長の本音:2週間で辞めるのは、悪いことではない

店側の本音を書きます。2週間で辞められても、店はそれほど困りません。正確に言うと、困りますが、慣れています。人の入れ替わりが激しい前提で運用している業界です。

だから「せっかく教えてもらったのに申し訳ない」と思い詰める必要はありません。ボクが店長として本当に困ったのは、辞めることではなく何も言わずに来なくなることです。連絡さえもらえれば、シフトを組み直せます。

逆に、続けるかどうか迷っている人に伝えたいのは、3か月続けたという事実は次の職場で効くということです。パチンコ店は「続かない人が多い職場」だと世間に思われています。だからこそ、そこで3か月やり切った経歴は、次の面接で説明材料になります。

それでも辞めると決めたら

辞め方だけは、雑にしない方がいいです。無断で来なくなると、緊急連絡先に電話がいき、制服や源泉徴収票のやり取りが後から発生します。結局どこかで連絡を取ることになるので、先に済ませた方がラクです。

言い出しにくい場合の手順は退職の切り出し方の記事に、引き止められたときの断り方は引き止め対策の記事にまとめてあります。

よくある質問

Q. 試用期間中でも辞められますか?
A. 辞められます。期間の定めのない契約なら、申し入れから2週間で終了します。試用期間だから辞められない、ということはありません。

Q. 1か月で辞めたら履歴書に書かなくていい?
A. アルバイトの短期経験を全て書く義務はありません。ただし社会保険に加入していた場合は記録が残るので、正社員の転職では説明できるようにしておいた方が無難です。

Q. 「向いてない」と店長に言われました
A. それは辞めさせたいのではなく、配置を変えたいサインのこともあります。「どの持ち場なら合いそうですか」と聞き返してみてください。

合わなかったのが「業界」なのか「その店」なのかを分ける

音・タバコ・生活リズムが理由なら、業界そのものが合っていません。他の仕事を探した方が早いです。でも、教え方・人手不足・シフトの組み方が理由なら、店を変えるだけで解決します。ここを混同したまま「パチンコは無理だった」と結論を出すのは、もったいない。

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  • この記事を書いた人

くろうど

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